瓦屋根が被害を受けてしまった時に取るべき行動

1995年の阪神・淡路大震災、2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震、同年の鳥取県中部地震、大地震が発生する度に瓦屋根が損壊する様子が報道されます。熊本城の屋根から瓦が落下していく様子をテレビで見ていたという人も多いのではないでしょうか。年々、瓦屋根のお住まいは減っていると言われていますが、それでもまだ半数は瓦が使われています。また、お城やお寺といった一般的なお住まいではない建物を加えると、瓦屋根の建築物は相当な数に上るでしょう。ここでは被災した際、ご自宅が瓦屋根だった場合はもちろんのこと、たまたま瓦屋根が近くにあった場合を想定した安全面のことを説明したいと思います。ご自宅が瓦屋根で被災してしまった場合、その後、どうすれば良いかも検討いたします。

 

1.瓦屋根に近付かない

お住まいが瓦屋根の方・それ以外の方、共通

瓦の落下

瓦屋根の建物だけでなく、地震によって被害を受けた建物からのさまざまなものが落下してくる可能性があります。ビルならガラス、破壊された外壁材やその他の建材、壁面や屋上に備え付けられていた看板、これらが余震によって落下してきます。瓦屋根やそのような建物を見かけたら、近付かない方が賢明です。避難などでそのような建物が両脇にあるような道路を歩行しなければならない場合、できるだけ距離を取るようにしてください。ヘルメットなどを被るのがよいのですが、用意できないこともあると思います。防災頭巾を被ったり、クッションや座布団で頭を守るようにして移動しましょう。

ちなみに瓦一枚の重量は3~4㎏です。鬼瓦ともなればもっと重量があります。間違いなく怪我をする重さですし、当たり所が悪ければ命にかかわることもあります。

 

2.自分では屋根に上らない

お住まいが瓦屋根の方・それ以外の方、共通

瓦の落下2

熊本地震では屋根に掛けていたブルーシートを固定する土嚢の交換中に61歳の男性が平屋建ての住宅から落下し、死亡しました。また、地震発生から3ヶ月間の未満の間に、被災した自宅の屋根を修理しようとして怪我をし、44人以上の方が治療を受けています。お住まいは被災、ご自分・もしくは家族が怪我では泣きっ面に蜂です。平屋建てでさえ3メートルもの高さがありますし、2階ともなれば単純にその倍です。屋根の上は高所で、しかも勾配がありますから、平地とは違います。被災しているともなれば、瓦もしっかりとかみ合っておらず、非常に不安定です。瓦も種類によってはたいへん滑りやすく、危険なことしかありません。地震直後は業者が込み合っており、ご自分で何とかしようと思う方も多いようですが、家よりも自分の体の方が大切ということをよく考えてください。被災したお家の屋根工事も街の屋根やさん千葉にお任せください。

 

3.被災した状況を写真で記録

お住まいが瓦屋根の方・それ以外の方、共通

 

自治体などから被災したお住まいの補修工事に対し、助成金が支給される場合があります。申請には罹災証明が必要になることがほとんどですので、被災した状況を写真で記録しておきましょう。家の全景、被災した屋根の様子を撮影しておいてください。この写真ですが、屋根に上ってまで撮る必要はありません。安全に撮影できる範囲で構いません。業者に頼めるようなら、業者に頼みましょう。地震で被災した屋根の点検などを無料で行っている業者も存在しますので、そういったところを利用しましょう。その際には被災したところも含め、写真で記録しています。

 

4.屋根をブルーシートなどで養生してくれる業者を探す

お住まいが瓦屋根の方・それ以外の方、共通

雨が降ってきた時に備えて、お住まい内部に雨水が浸入しないよう、ブルーシートなどで養生してくれる業者を探しましょう。恐らく、込み合っているので、一番難しいことかもしれません。屋根の施工業者に頼むのが一番ですが、この作業自体は難しいものではないので、建築関連の施工をしてくれる業者なら問題ないでしょう。業者を見つけにくいという場合はご近所で同じような被害に遭われた方と協力して、「○○地域で○棟の養生をお願いします」と頼んでみましょう。業者の方々も依頼された家々をあっちこっち回るより、同地域で何軒も養生した方が効率は良いので話が進みやすいと思います。ブルーシートで養生するだけでも料金は発生します(一般的な大きさのお住まいで数万円程度)。ボランティアと見せかけて、後から法外な請求をする悪徳業者もいますので、事前に料金は確認してください。養生の際には壊れた瓦の撤去も依頼しましょう。これで余震の際にも瓦が落下しにくくなります。